二世帯住宅で機能的収納術がゆとりを創る注文住宅の家
間取りプラン[56]
部屋数と開放感のバランスが良い二世帯住宅の間取り
二世帯住宅のこの家は、部屋数を多く確保しつつも開放感がある間取りです。リビングダイニングやキッチン、トイレは二世帯それぞれに、そして家族7人の個部屋を6つ、さらに書斎を加え50坪台に収めたプランです。また、玄関と浴室の共用プランは、1階と2階に暮らす二つの世帯のコニュニケーションと省スペース化に役立っています。ご両親と祖母様世帯は1階に、取り外しのできる置き畳を用いてリビングの一角に和室を設け、ご夫婦とお子様世帯の2階は切り妻屋根の屋根裏空間の半分を吹き抜けにすることで、リビングダイニングの開放感を演出しています。
クローゼットや壁面収納棚など機能的収納のある間取り
50坪台のこの家は、収納の機能性を重視した二世帯住宅の間取りです。ほとんどの個部屋にウォークインクローゼットもしくはクローゼット収納を設け、家族一人一人の収納スペースを確保することで、共有スペースであるリビングダイニングには物を置かず、ゆったりとくつろげる空間づくりをプランニング。また、意外なほどの収納力を発揮する壁内空間を活用した壁面収納棚を、子供部屋や書斎、キッチンなど随所に設置しています。“見せる収納”として、本や文房具、CDや雑貨などの収納に、壁面収納棚が活躍しています。
担当からのメッセージ
オーナー様ご家族は二世帯7人家族になり、そのため1階と2階にリビングを設け、1階は主にご両親と祖母様のスペース、2階は本人世帯のスペースとされました。家族それぞれの個部屋を取りながら、共有スペースにゆとりを持たせるようプランした間取りです。当初客間を計画していたのですが、部屋数が多くなりすぎプランにゆとりがなくなってしまうため、来客の頻度を考え、屋根裏部屋ロフトを客間にすることに発送を転換。そのため、屋根裏部屋ロフトの面積は広く取り、また昇り降りがしやすいようにはしごではなく階段にしています。家族が多いためにどうしても入浴時間が重なることに加え、オーナー様のお仕事の関係で、夜遅くに入浴される場合があるなどの理由により、2階には省スペース型のシャワールームを設けました。書斎はご主人専用の部屋とし、ウォークインクローゼットも設け、パソコンや模型作りなど、男の隠れ家として十分なスペースを取っています。両親の部屋は、夫婦別寝の考えを取り入れ、扉で仕切ることでそれぞれの専用の部屋としたり、大きくひとつの部屋にもなる可変型プラン。南側のウッドデッキには、光を取り入れながらも庇を設けるため、一部を透明のポリカ屋根としています。
<< 前ページに戻る