部屋の間仕切りがなく吹き抜けを通じて家族がつながる家
間取りプラン[23]
部屋の間仕切りやドアがほとんどない間取り
約39坪のこの家の間取りは、部屋の間仕切りやドアを必要最低限に抑えたプランです。1階子供部屋は間仕切りやドアが一切なく、現在は完全にオープンなフリースペースになっています。1階寝室も可動壁で間仕切りされているもののドアはありません。部屋を間仕切りする代わりに、収納棚を部屋の中程に配置することで視界を程良く区切っています。また、机付きのウォークインクローゼット収納が片隅にあり、オープンな中にもひとり静かに過ごす場所も確保しています。この住宅は家全体がひとつの大空間で、家族の誰がどこにいてもすぐに見つけられそうな間取り。お子様がまだ小さいオーナーにとって、この大胆な間仕切りなしの大空間は構造的にも心理的にも非常に風通しのいい間取りになっています。
大きな吹き抜けが家族を繋ぐ間取りの家
2階フロアの片側が大きく吹き抜けになっているこの家の間取りは、リビングダイニングから1階の子供部屋が吹き抜けを通してすべて見えるようになっていて、いつでもお子様を確認できるようプランされています。この何とも大胆な吹き抜けの間取りレイアウトは、ご主人様のアイデア。大空間を思い切り楽しみたいという遊び心と、お子様が小さいうちはいつも目が届くようにしておきたいという親心が、一つになって生まれたやさしいプランです。吹き抜けには大きな窓が並んでるので1階がとても明るいのも、この家の開放的な間取りプランの魅力です。
担当からのメッセージ
オーナー様は数年来、各地のアーキビジョンの見学会をご覧になられていました。打ち合わせ開始当初は、エルウッドAタイプの2階リビングに強い関心を持っておられましたが、打合わせを重ねる内、最終的にはモデューロ E-2(スケルトン)タイプになりました。モデューロ E-2(スケルトン)タイプは当時最新モデルでもあったわけですが、決め手となったのは、2階がほぼワンルームとなる驚きの大空間、モデューロの構造を最大限にいかした通路部分を合わせて20帖を超えるリビング・ダイニングが、ご夫妻のライフスタイルにピッタリ合致し気に入っていただけたようです。また、この2階リビングは360度眺望可能なため、周囲に家があっても視点の高い2階からは、周辺の山の緑が目に入り、住宅街の中でも豊富な自然の恩恵を受けられています。プライベートゾーンとなる1階もまだお子様が小さいことを考慮して間仕切りはせず、遊び場となるフリースペースを配置、奥様が2階のリビングにいても様子がすぐ分かるように吹き抜けでつながっています。寝室は、将来お子様が大きくなった時にすぐに間取りが変えられるようにフリーパーテ竏茶Vョンで間仕切りしただけ、10年後20年後のライフスタイルの変化にも十二分に建物が対応するよう配慮されています。「山の中にあるでっかい体育館ような家」。私のオーナー様邸のイメージを一言で言い表わすとこんな感じです。オーナー様には20年後30年後、いや100年経ってもいつまでも色褪せずお気に入りの家に住んでいただけたらこんなに嬉しい事はありません。
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